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These Songs for You, Live!
2004年。突然Donnyのライヴアルバムが発売されると聞いて妙な気分を味わった。しかも1972年発売の"Live"と1980年発売の"In Performance"の中から何曲かと未発表音源という形で聞いたから、実際期待はしたけれど何処となくライヴアルバムのベスト版みたいな感じかと考えていた。
そして、実際蓋を開けてみれば未発表曲が6曲。そして、"Extension Of A Man"からの音源も入っていたのは、嬉しさに満ち溢れた気分になった。

そして、内容も期待以上の素晴らしい内容。オープニングから"Extension Of A Man"収録の"Valdez in the Country"、"Flying Easy"、"Someday We'll All Be Free"という3曲が入っており、いきなり鳥肌が立った。しかもあの"Someday We'll All Be Free"のライヴ演奏が聴けるなんてとてつもなく貴重な気がする。そして、未発表曲ではあったけれど、Donnyのアルバムらしくクオリティの高いままのライヴ演奏がちゃんと収録されてある事には今さらながら喜びを感じる。

"Someday We'll All Be Free"はピアノによる美しい旋律を中心としたアレンジで、暖かい希望を分け与えてくれるような演奏。そして、僕の大好きな"He Ain't Heavy, He's My Brother"のカバーも相変わらず胸に深い暖かさを分け与えてくれるし、その他Stevie Wonderの"Superwoman"や、The Beatlesの"Yesterday"のカバーも心に残る素晴らしい名演であると思う。現在になってこういう音楽が発売されるのは、やはり時が経っても彼の音楽は色褪せる事を知らない。

 

Live at the Greek (Ws Dol) [Blu-ray] [Import]
この二つのバンドの片方でも好きであれば、絶対に「買い」です!構成は、最初の3曲(Beginnings/In The Stone/Dialouge)は合同で、そのあとEWFが15曲、シカゴが12曲、そして最後はSeptember/Free/Does Anybody Really Knows What Time It Is?/Shining Starを合同で歌い、フィナーレはシカゴの名曲25 or 6 to 4の圧巻の合同演奏。

途中、シカゴのBill ChamplinがEWFのAfter The Love Is Goneを歌い、EWFのPhilip BaileyがシカゴのIf You Leave Me Nowを歌ったり、ヴォーカル・ギター・ベース・ホーン・ドラムスの掛け合いが随所にあり、ファンであれば本当にたまりません。

 

Chicago- Colour My World- "Live" 1977



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