 CDツイン 日本アニメーション 世界名作劇場主題歌集 |
世界名作劇場の全てのOPとED曲だけ聞きたい只それだけという人はこのCDではなく、名作アニメ主題歌大全集で検索しましょう |
 あしながおじさん (新潮文庫) |
孤児院で育ち、年長者として子供たちの世話をしてくらしていたジルーシャ。
彼女を見た孤児院の支援者である脚長の紳士が、彼女を大学に入れてくれるという。 名を明かさないその紳士の出した奇妙な条件は、"作家になる勉強をすること"と、"紳士あてに手紙を書くこと"の２つ。 大学の４年間が、ジルーシャ（ジュディ）の書簡形式で、つづられる。 ジュディの成長していく様子がいきいきと描かれていて、読んでいて元気づけられる。 常に前向きな彼女の成長が面白い。 孤児院育ちというハンディを受け止めつつ、友達に隠している様子もいじましい。 そんな彼女の心の支えであるあしながおじさんは、なかなか姿を現さない。 私が好きなところは、ジュディが言いたいことは、どんどん筆の先に載せて、自分の趣味や、性格、友達の好悪も自由に書きまくるところ。 あしながおじさんからのお金を受け取らないという手紙を出してしまってから後悔する様子もジュディらしくていい。 ジュディがだんだん一人だちしていくところも、なかなか言うことを聞かないジュディにあしながおじさんがあわてているところが想像できて楽しかったです。 読んでいて薄々分かっていたが、最後彼女がニューヨークで事実を知る段におよんでおもわずにんまりと顔がほころんでしまいました。 名作だと思います。 |
 あしながおじさん (続) (新潮文庫) |
今回は、ジュディの友達サリーが主人公です。名作の続編はやっぱり名作！
ジュディが旦那様にクリスマスプレゼントとして、ジュディが昔居た孤児院を建て直すための莫大な資金をもらったので、孤児院建て直しのための院長を大学時代の友人、有閑令嬢のサリーにお願いしたのだ。 お嬢様として幸せに育ってきたサリーは、孤児院というものの現状に愕然とし、時にはくじけながらも、前向きに取り組んでいきます。 今回も又、物語はサリーがジュディやほかの人たちに向けた、手紙のみで語られています。 過酷な状態ながらも、いつでもユーモアを忘れないサリーの手紙は、飽きることなく暗くなることなく、前向きな気持ちにさせてくれます。 孤児院経営を通して、サリーは成長していきます。そして本当の恋というものにも出会います。 そう、このお話はロマンス面でも素敵です♪ とにかく、一番の魅力はサリーの性格です! 前回のジュディと違って、お嬢様だからこそ生まれた、やや楽観的で前向きな強さ。 孤児院と同時に、サリーの変化にも注目！ |
 あしながおじさん達の行方 (Vol.2) (花音コミックス) |
ストーリーに閉塞感がないのは彼らの内面にある葛藤だけでなく、望む望まざるにかかわらず彼らに他者の存在する「日常生活」を与えているから。すごく大事なことです。 意外な関係と展開に驚きましたが、読んだ後は誰かにやさしくなりたくなる作品。 |
