![]() 人が人を愛することのどうしようもなさ [DVD] |
深作監督「おもちゃ」の芸者役も大好き。ナイスレスポンス!運動神経すごく良さそう。
舞さんの裸、綺麗。もう、服はいらん。見る側に幻滅させない、稀有な女優さんです。 独白シーンには、賢そうな理屈っぽい表情がハマります。 (若かりし頃に飛び級したとかいう、アメリカの人工おっぱい女優みたいにならないでね。) 産院のダークファンテジー。私も母親だから、分かるところはあります。 成人指定映画、文芸エロスという表現が、しみじみ合うなあ。 「穴だけありゃいい」と隣でホザくヤローを無視して、ラストシーンで泣いてしまった。 名美のすすり泣きが耳にこびりついて離れません…哀しいのに、この明るさはなんなんだろう。 私も岡野を呼びつけたい…… |
![]() GONIN2 [DVD] |
GONIN2ファンの方、先に謝っておきます。辛口ですんません。 女性5人が…って言っても大竹しのぶがすぐに死んでしまうし、西山由海は出番も少なく印象に残らない。それに喜多嶋舞は明らかに役に合ってないと思ってるのは自分だけだろうか? しかし見所は有る。緒形拳と余喜美子は素直に『良いなぁ〜』と思うし、ラストの方で多岐川裕美が目を開ける一瞬は監督ならではのギミックが効いててグッとくる。 前作と同じスタッフながら予算や時間に恵まれなかった作品だとしても内容が強引過ぎるし、人数も5人じゃない気が…。名前(題名)負けしてるのは明らか。せめて題名が違ってたら…。 あくまでも個人的な主観なので一度レンタルして検討してから購入をおすすめします。 |
![]() GONIN コンプリートボックス [DVD] |
この「GONIN」と「GONIN2」の2本で石井隆監督作品としては集大成という気がする。邦画のほとんどが、不自然に画面が明るすぎたり、逆に陰影を無理につけようとして暗くて人物がわかりにくくなってしまうようなことが多いが、石井隆監督は陰影の深い独特の映像美でありながら独りよがりな演出に陥ることなく、映像作家として優れた才能を感じさせる。もちろんバイオレンスやエロチックな描写も魅力的で、石井隆はこの作品で頂点に達した感がある。
さらに2本とも出演者が豪華で、「GONIN」では当時、もっとも魅力的な男性キャストたちが見事なアンサンブルをかもし出しており、特に本木雅弘と根津甚八が最高の存在感を魅せている。「GONIN2」も豪華な女優陣だが、余貴美子、夏川結衣の存在感に比べ、大竹しのぶと喜多嶋舞の熱演が少し違和感があったのと、西山由美の存在感が希薄だったように主役5人の描き方にややムラがあったのが残念。そんな中で2本とも脇役ながら個性的な演技で強烈な印象を残した鶴見唇吾が異才を放っていた。 |