アマデウス【字幕ワイド版】 [VHS] |
私がこの作品を見たのは高校の音楽の授業の時でした。今まで授業で見ると面白い作品までつまらなく感じられることが多かったのですが、この作品は文句なしに面白かったです。個人的にはモーツァルトやサリエリが指揮をしているところがアップになるシーンにわくわくさせられました。映像と音楽がこれほどはまっている作品を私はこれまで見たことがありません。そこから浮き彫りにされるそれぞれの人物の気持ちに色々なことを考えてしまい胸が詰まりました。後味がいい作品ではないかもしれませんが、それぞれの登場人物が一人の人間として描かれていてとても魅力的な作品です。 |
アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray] |
ブルーレイ化に伴い、細部がきっちりと解像されて役者の細かい演技が楽しめるようになり
ました。 また、豪華絢爛なセットの細部も確認できます。 ただ、フィルムの粒子が画面全体に乗っているのでクリアな印象は受けません。 期待の劇場のシーンもフォーカスが甘いカットが多く、こんなんだっけ?と思うところも。 それでも音は最高!ですから、画質を期待しないなら買ってもよいかも |
アマデウス [DVD] |
私はもともとモーツァルト音楽の溺愛者だったが、この映画を見てますます好きになってしまった。 最初は、サリエリのいうとおり軽薄な小男にしか見えなかったモーツァルトが、中盤〜終盤にかけては神のように、聖者のように輝いて見えてくる。トム・ハリスは、本当に良く演じてくれたと思う。 ムカつく位楽しそうに笑うモーツァルト、度重なる試練に酒を煽るモーツァルト、自分だけが最高作だと信じているオペラを指揮する厳かで幸せそうなモーツァルト・・・ その姿と彼の音楽が合わさる時、彼は「神」となる。決して色褪せることなく、250年以上たっても新しく人々を魅了していく彼の音楽は、まさに彼の人生・信念そのものだったのだ。 天才作曲家と、天才俳優陣、監督に 心からブラボー!! これを見れば、モーツァルトがもっともっと好きになるだろう。サリエリがもっと好きになるだろう。 |
バッハ:インヴェンションとシンフォニア |
バッハのインヴェンション・シンフォニアならコレが一番です。エッシェンバッハのよりもいいです。まず主旋律が鮮やかにはっきり聞こえてきます。だから、学習者にもよい教材になるかと。そして、聴く人に安らぎを与えてくれます。花鳥風月な感じがします。こんな風にバッハが弾ければどんなに幸せか、、、とにかく聴いてみて!
|
beatmania IIDX11-IIDX RED-ORIGINAL SOUNDTRACK |
今までに聞いた中で一番良かったのではないかなと思います。 そのほかにもギタドラに関するアーティストもでてました! 気が向けば是非かって聞いてみて下さい。 |
モーツァルト 天才の秘密 (文春新書) |
内容豊富ながら読みやすく、一般読者向けの評伝としては素晴らしい本だと思います。 やたらモーツァルトを天才視するのではなく、ケッヒェル番号130番くらいまでの作品の価値はやはりこの年齢にしてーという点ですごいのである、とか、天才であっても親の完全な庇護の元で暮らしてきた彼がパリで遭遇してしまう現実世界の厳しさなど、この天才もやはり一個の人間なんだ−と、いい意味でモーツァルトをもっと身近な存在に感じさせてくれる記述が多いです。
彼の才能はいかにしてはぐくまれていったのか、しぶとい父親レオポルドや石頭コロレド大司教との確執、また、彼の挫折と焦燥感とは? 宮廷職人に過ぎなかった音楽家という職業の範疇をはからずもはみ出してしまった彼が切り開いた新たな芸術の地平−などなど、当時の社会情勢・音楽家のあり方などから迫っていく視点の鋭さが見事だと思います。 また、ウィーンでは大した成功とはいえなかった“フィガロの結婚”や“ドン・ジョヴァンニ”が、さほど離れているともいえないプラハでは大成功したのは何故なのか?という疑問にも答えてくれていて、なるほど、と思いました。 推薦版CDも豊富に紹介されていて、これはモーツァルト初心者にとってもすばらしい一冊です。 断然お薦めです。 |
黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ (光文社古典新訳文庫) |
人間、空は飛べないが、想像力は飛翔する。
ドイツの作家であり作曲家でもある、「お化けの」ホフマンが描く破天荒な物語。 本書は、ホフマンの多彩な作品を4点収録する。 どれもそれなりによかったが、やはり表題作の「黄金の壺」が秀逸。 「とんでもないものを書く作家だなあ」というのが、「黄金の壺」を読んで10ページめくらいの印象である。 りんご屋に激突して、なけなしの金を払わされ(しかも呪われ)る不運な大学生アンゼルムスが、河原を歩いている。 すると、美しい水晶のような声を持つ金緑色の蛇が現れて、彼は唐突に、しかし猛烈に恋をする。 蛇は一瞬で消えてしまうが、蛇が恋しくてしょうがないアンゼルムスは、木の幹に抱きつきながら、「もう一度姿を見せておくれ」と絶叫する。 どこからどう見てもおかしいこのテンションが、最後まで一定に続いていくから、続きがきになってしかたがない。 しかも、現実の中に、たえず幻想が割り込んでくる。 ふとした瞬間にドアノブは魔女の顔と化して、花火の映る水面には愛しい蛇の姿が見える。 まるでコインの表と裏のように、両者はスイッチが入れ替わるのだが、幻想が無闇やたらと美しい。 これだったら蛇に恋してしまうかもしれない。 さすがお化けと呼ばれた作家なだけある。 妄想なのか現実なのか、もはやそれはどうでもいいのだ。 |
モーツァルト名盤大全―最新・完全版作品解説&名盤ガイド (ONTOMO MOOK) |
辞典に比べると1つ1つの情報量は少ないのでしょうが、全作品が網羅されているので手軽な資料になります。
とはいっても、ムックにしては活字の量は多いです。 全く知らない人には少々敷居が高いかもしれませんので、最初に簡単な伝記を読んでおくと、より理解が深まっておすすめです。 有名作品にはスペースを多くとっています。点数付けやランキング形式でないのも、先入観を持たないので好感が持てます。 この本から気に入った曲が見つかったら、他の演奏家のCDも試してみるとよいでしょう。 |
モーツァルト:フィガロの結婚 [DVD] |
当代随一の歌手を集めた公演の収録。 特に、フォン・シュターデのケルビーノが上手過ぎる程である。ケルビーノのアリアはそれほど難しいアリアではないと思うが、フォン・シュターデの歌唱はこれほど情感深く歌えるものだったのか!と驚くほどの名唱で、聴衆の大喝采を浴びている。 ストレーレルの演出は特にケレン味なく、ひとつひとつ丁寧に歌わせていく。何度も演じているせいだろう、歌手たちはのびのび歌っている。例えばヤノヴィッツの伯爵夫人は、突然の伯爵の来室で扉を開けに行くシーンでは、平静を装って鼻歌を歌うなどの余裕を見せている。 脇役まで一流で、バルビエのマルチェリーナもモルのバルトロも上手い。「手紙の二重唱」の最後の部分に録音ミスで異音が入っているのがなんとも惜しい。 |