グルメディカルシリーズ C型肝炎・脂肪性肝炎(NASH) 鉄制限療法で肝臓をまもる |
日本の女性は貧血を呈することが多く、国策として鉄分を多く取るように指導されてきました。しかし、貧血傾向にある日本の女性が世界で一番長生きします。また、生理にて毎月80mlの血液を体外に出す女性は鉄分を毎月40mg体外に出しています。女性が男性より約10年長生きします。鉄の毒性が出にくいのが女性で、出やすいのが男性です。肝臓がんは男女比2:1と男性に多いのです。鉄が過剰になりやすい病態がC型肝炎であり、また脂肪性肝炎なのです。慢性肝炎の人は鉄分の取りすぎに十分注意しましょう!肝炎のない方でも鉄の取り過ぎは老化と癌化のもとです。自分が鉄過剰かどうかは医師にかかり、血清フェリチン値(体内の鉄貯蔵量を示すマーカー)を測定する必要があります。理想的にはフェリチン値50ng/ml以下が望ましいです。鉄分の多い人は自分のためにも献血することが望ましいです。 |