君といた未来のために VOL.1 [VHS] |
DVD化されていないとは…。
ストーリーもよく練られていて、 訴えてくるものもあって、 秀作です。 |
沙粧妙子~最後の事件~第1巻 [VHS] |
今でこそこのような深層心理を突き詰めたいわゆる「サイコサスペンス」ドラマは一定の地位を確立したが、本ドラマがそのジャンルの先駆的役割を果たしたのではないだろうか?しかも今現在尚、充分なインパクトを輝かせている。根幹のテーマは、毎回頻発する猟奇的事件に関わる刑事達の奮闘だろう、否、奮闘というべきか、主人公浅野扮する沙粧の自己・過去との「葛藤」がテーマなのかもしれない。そして、猟奇的事件を扱う特異な部門・プロファイリングチーム(科学的立証より心理的立証を重視する組織)の中での様々な人間模様も見所だろう。 一見、敏腕刑事の浅野だが節目節目で露にする奇怪な苦悩とサポート役の新人刑事、柳葉とのやり取りも見所。当初、浅野は柳葉をお子様扱いしてまるで取り合わなかったが、次第に彼は踏み越えてはいけない沙粧の内面性という一線を超えてしまう。遂に彼にも悲劇が生じてしまう。そして、何と言っても本作で存在感が光るのは佐野史郎だろう。謎めいた雰囲気を終始漂わせた佐野は、正にサイコを扱った本作にぴったりだった。実は、沙粧の事を誰より深く熟知していたのは彼であり、次第に彼女を苦悩させていく主因は彼だったと判明する。。 とりわけ、記憶に残っているシーンは、やはり密室エレベーターで沙粧に襲いかかる老婆だろう。あの特殊メイクは、当時夜になるのが怖い程だった。 本作でプロファイリング捜査を続けると次第に自己の脳も犯罪者に感化され侵食されていくと言われるが、果たして事実はどうなのだろうか?或いは、視聴者がこのプロファイリングの狂気の雰囲気に感化されない事を祈る。 |
エンドレス・ワルツ [VHS] |
和製シド&ナンシー、納得です。町田康と広田レオナがだす独特の雰囲気が映画をより良いものにし、2人の普通とは違う世界を上手く表現していました。エロさとグロさと全共闘時代を漂わせる、若松監督らしさがでていました。 |
初回限定生産 Genius Party Beyond BOX (4枚組) [DVD] |
オムニバスアニメーションムービーの第二弾です。 #1 GALA 音楽が題材の作品。この作品集の中では一番アクの少ない作品ですかね、一番最初に来るのも分かります。映像は豪華絢爛。隕石の正体のオチは普通。 #2 MOONDRIVE バッドなドタバタコメディ。笑って見られる作品ですが、個人的にはつまらなくはなかったですが、特に笑えもしませんでした。 #3 わんわ こんな画面が作れるんだなあ、と感心した作品です。泣いたり笑ったり頑張ったりする子どもの心象風景が見事です。 #4 陶人キット。 ここら辺まで来るとかなり人を選ぶ作品になってきますね。暗いトーンの作品でオチも特にありませんが妙に印象に残りました。 #5 次元爆弾 明確なストーリーは無いし正直、観念的すぎて意味は分かりませんでした。ドイツ表現主義?分かりません。でも最後近くの寒くて暖かいの、アイスクリームの天ぷら好き。は良かったです。 全体的に前回よりはずっと良くて印象に残りました。映像は相変わらず凄いです。 しかし派手で密度の濃い映像は最初の三分は引き込まれますが、それ以上は変に慣れてしまって逆に目に入らずダルいってのも相変わらずです。 色んな嗜好の集まった作品集なので、無理に全部理解しようとするよりは、一つでも好きになれる部分を見つけるって感じで見た方がいいのかなと思います。 |
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD] |
おそらく今の20代30代の方々がこれを観ても、ひたすら「?」を感じるだけでしょう。当時の学生運動や「あさま山荘事件」に多少なりとも興味を持っている人でない限り、この映画の本質は理解出来ないものと思います。
今までも「あさま山荘事件」を取り上げた書籍や映画はありましたが、それは事件そのものを描いたものであったり警察側からの視点で描かれたものでした。しかしこの映画は連合赤軍の活動そのものが主題であり、その中で逮捕や逃亡などで指導者を失ってしまったブントの残党たちによる狂気の「総括」の様を克明に描いた映画であるという点で、今までのものとは視点が違います。そしてその流れから発生した「あさま山荘事件」は“最後の闘争”としてラストに描かれているだけです。 1960年〜70年代の世界的な激動の中で、当時の学生達が何をどう変えたかったのか。「大学の学費値上げ反対」などといった些細な事に抵抗しようとした気持ちが、ベトナム戦争への反戦をテーマとした動きと同化し大きなうねりとなって行ったという、当時独特の空気が支配してたからこその運動・活動だったように思います。「彼らの活動はあまりに稚拙だった」と結論付ける方も多いと思いますが、当時に身を置かない現代の我々が批評・批判しようとしても、これはあまりにも異次元すぎて的確には論ぜられないと思います。 この映画は若松監督が描いた「記録」です。当時の思想背景と彼らの活動が非常に良く整理整頓されて描かれています。「革命を起こす」という理想を掲げながらも指導者不在のブントがはまり込んだ迷路の中で、多くの犠牲者が出てしまった。「連合赤軍とは、実は自分達自身が何をやってよいのかをわからずに、革命という大義名分を唯一の拠り所にして突っ走ってしまった集団だったのではないか」というのが私の感想です。 坂井真紀さんの演技は素晴しかった。 |
226 [DVD] |
脚本、演出、そして俳優陣、良い仕事が調和し合ってこのような傑作が完成したと思います。
決起した青年将校達が、想定外の場に直面し『おかしい・・・。』と感じた時には既に逆賊になっていたプロセスが、簡潔ながらも色濃く印象づけられています。閉塞感に苛まれた世相、青年将校達の思い、皇道派と統制派が見える形で激突した陸軍部組織の動揺、そして天皇の存在と政治的決着など、日本映画らしく程よいデイテールを効かせて映像化されています。 餓死者をも放置した悪政を修正させる純粋な動機から立上がった青年将校達を、天皇(時の権力者)を利用して逆賊に誘導し、巧みな手段で責任を逃れた当時の政財界の保身体質が現代に存続している事を訴えている様にも思えました。 |
怨み屋本舗 スペシャルII マインドコントロールの罠 [DVD] |
結構コアな作品を作ってくれるTV東京さん・・ご立派です。
とりあえずこのスペシャルで一区切りついた感じになります。 ありきたりの他局のドラマより楽しめます。 木下あゆ美さんもハマリ役ってな感じでいいです。 出来れば、お金をかけられるスクリーンでみてみたいかな?? R15指定になるかもしれませんが・・ |
prints (プリンツ) 21 2008年夏号 特集・四谷シモン [雑誌] |
四谷シモンが特集。その他コスプレ記事が散散と。ただし裏表紙の鎌田醤油の宣伝はシュールすぎる。 |