![]() 世界遺産神々の眠る「熊野」を歩く (集英社新書 ビジュアル版 13V) |
熊野にはこれまでに4回、行きました。
行くたびに、山深さと海深さ、それに興味深さを実感しています。 熊野の神、仏、いろいろな気配。ことばにしづらい、熊野で私が感じてきた 多くのことを、改めて気づかせてくれるような本に出会いました。 「熊野の神はどこから来たのか?」「海の熊野へ」「石の力」などの章があり、 どれも謎解きのようにワクワクしながら読めて、これまでの熊野旅ではまったく 気づかなかった、知らなかったことを教えてもらいました。 読み進めるにつれ、「聖地研究の第一人者が私にも理解しやすいように 書いてくれた本」という気になります。 次の熊野行きは、必ずこの本を持って行きます。 熊野の旅が、奥深いものになるに違いありません。 |
![]() 熊野詣 三山信仰と文化 (講談社学術文庫) |
たった200ページの薄い文庫本ですが 中身はかなり濃い。 熊野に行ったことがなかったり 仏教・修験道の知識がゼロだったりすると 正直、読み通すのはきついかもしれません。 ただ、上記の条件をクリアしていれば これほど熊野に詳しくなれる本は他にないと 言っても過言でないでしょう。 熊野詣のルートや、三本足の八咫烏の由来、 貴族たちの熊野詣、ハンセン氏病患者と熊野、 一遍上人、修験道、弁慶など 他書にはない内容で、最高の熊野ガイドです。 |
![]() 熊野古道 (岩波新書) |
206pの薄さながら、熊野古道の成り立ち、現状が
わかりやすくかかれています。 古代の皇族から近世の庶民、そして現代。 世界遺産に選ばれるだけあって、重層的な信仰の積み重なりが ここにはあるということが良く分かる内容になっています |