はこぶね白書 6 (BLADE COMICS) |
みぃ子の想い人『テルオ』登場です。
みぃ子視点なので、テルオの状況が断片的なのですが、みぃ子がすごく愛されていた事がわかります。 だからこそ、ひたすらに「あいたい」というみぃ子の素直な気持ちが伝わってきます。 会えない理由をどんな言葉で説明しようと思っても、この「あいたい」には何も言えなくなります。 その一方、ふねの方では少女マンガもやらないような甘酸っぱい初恋が描かれています。 「何かはみでた」という言い回しは藤野さんらしいです。 そんな可愛いお話がある一方で、静かな怖い話もあります。 ふねの夢に出てくる謎の人。ふねの不安な心を取り除いてあげるという一見いい人な感じ ただ、その夢のあと、ころっと落ち着いたみぃ子が不気味です。 次の巻が最終巻のようですが、ちゃんと解決するのでしょうか… |
はこぶね白書(5) (BLADE COMICS) |
徐々に明らかになる謎と、新たに浮かぶ疑問。 相模兄弟の正体。 みぃ子の好きな人。 優しくも悲しい『死』についての授業。 今回も大変良い巻でした! 本性をフネに晒すようになった右甫。 猫被りだった右甫が、フネを『馬鹿』とからかう姿が微笑ましい(^-^) また『死』について描かれる作品はたくさんあるのですが、 この作品での『死』についての描写は本当に優しくて、だからこそ悲しく描いています。 みぃ子は、死を乗り越え受け入れる事が出来るのでしょうか……? 伏線の張り方が上手い! 続きが気になる所で終わっているので、はやく6巻が出てほしい限りです。。 |