NHK大河ドラマ 炎立つ 完全版 第壱集 [DVD] |
地方から都人を侵略者として見る視点は新鮮ですがストーリー自体はいまいち。オープニングは綺麗ですが劇中の演出もいまいち。救いは俳優の名演技とBGMだけ。しかし主演の渡辺謙と村上弘明さん他、人間くさい芝居をすればさすがにうまい!下手に脚本が目立つ場面よりもただ人物同士がやり取りしているだけの場所のほうが見所であったりします。1部では、安陪一族内での人間くさいやりとり、源氏の野望、いやらしい都貴族、2部ではがらりと変わり清原兄弟、義家の各々の野望に満ちたやりとり。ただし設定年齢+20歳位の方々が演じているので華やかさはありません。どことは言いにくいのですが、若手を起用した方が逆にベテランの演技がもっと引き立ったであろう配役がありました。あと2部はダイジェストかと思うほど短かく、もっと見たかったです。 |
日活名作ロマンシリーズDVD-BOX 高倉美貴選集 |
どうやら、縄地獄はDVD化されないみたい。コレを収録してこそBOXの意味があるはず。 |
NHK大河ドラマ 炎立つ 完全版 第弐集 [DVD] |
第三部の魅力を書かせてください。
第三部の背景は平氏・源氏といった新興勢力『武士』の台頭と旧勢力である『貴族』が武士を利用しながら権力を維持しようとしていた時代。源頼朝は、腐りきった朝廷の政を打破して武家政権の成立を目指し、奥州では朝廷と武士の勢力にも支配されない独立した楽土を築くことを目指しています。これは源義家、藤原清衡それぞれの理想であり、この理想は源氏、藤原氏(安倍氏も含む)に何世代にも受継がれてきたものです。その終点に頼朝と泰衡がいます。 歴史的に考えると、既得権益にしがみつく朝廷から政を奪い、武家を中心とした政権による全国支配を目指す、坂東武者達の機運が奥州藤原氏を滅亡させました。この歴史的事実と泰衡がどのようなキャラクターだったのかを兼ね合わせて想像すると、本作品の泰衡像もありだと思います。 本作で泰衡は平和主義者というキャラクターで描かれており、彼なりの『蝦夷の誇り』の貫き方は設定したキャラに対して矛盾は無いと思います。 国の幕引きをしてしまう人間は、結果的に国の舵取りを誤ってしまうため、主人公としてのカッコ良さには欠けますが、最後まで熱き蝦夷の『炎』は立っており、そこはもっと評価されても良いのではないでしょうか。 |
TOEICテスト出まくりキーフレーズ 【CD付】 |
皆さんのレビューを参考にして、購入しました。
本書の中身を実際に見て、皆さんのコメントが 恐らく各自のレベルに応じた感想になっていて、 どのコメントも間違っていないと思いました。 本書は「習うより慣れろ」で、カギとなる フレーズを繰り返して読み・聞いて、同様の フレーズに出会った時に、意識して考えずとも、 反射的に理解する感覚を養うのに適していると 思います。 その他内容については他の方々のコメントで言い 尽くされていますが、敢えて付け加えるとすれば、 付属のCDは、本文の例文が順番に米語発音、 英語発音で交互に、つまり最初の例文が米語発音で、 次の例文が英語発音で、というように収録されて いますが、欲をいえば、一つの例文について 米語と英語の両方の発音で収録してあれば、 正に言うことなし!なのですが。 なお、表紙のデザインを気にされている方が いらっしゃいますが、本書の表紙のデザインが、 昔のアルク刊「起きてから寝るまで表現550」 (本&カセットテープ)に似ていたので、 最初私はてっきり本書もアルクの本かと思いました。 本の装丁デザインを同じ方がされたのでは ないでしょうか。蛇足ながら、現行の「起きて〜」 (本&CD)の表紙は全く違うものになっているようです。 それにしても、カセットテープ版だなんて、 私の年代がバレちゃいそうですね。 |
アカシック地球リーディング 5次元世界はこうなる (5次元文庫 (Zホ1-1)) |
今ひとつ核心に迫れない対談?と思いましたが、全体的な内容として興味深いものだと思います。 |
火怨〈上〉―北の燿星アテルイ (講談社文庫) |
仕事のため海外に生活の拠点を移す準備をしていた頃、友人からこの作品を薦められ上下巻とも買いました。
ただし、私は正直この手の小説モノは好きなほうではなく、論文や論説でなければゲラゲラ笑えるエッセイばかり読んでいました。 ところが、飛行機に乗ってからというもの、作者の解説とも言うべき細かい丁寧な描写も手伝ってか、 ほとんど知らない東北の地についてあれこれ想いをはせるようになりました。 わたしには史実がいかにあったかはわかりません。小説なので主人公や仲間達は最大限に美化されているでしょう。 しかし、日本から離れてこの小説を読んだことで、蝦夷という古代人から私たち日本人の根本的な部分、 人に対する誠実さ・丁寧さのルーツについて、深く教えられた気がしました。 その意味で『火怨』は、私達が何者であるのかを示す、ひとつの道しるべとしての役割を果たしているのかもしれません。 |