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木曜組曲 [VHS]
浅丘ルリ子、原田美枝子、鈴木京香、富田靖子、西田尚美に加えて、加藤登紀子という豪華な顔合わせ。小説家である浅丘の死について5人の女が食事しながら話し合う会話劇。回想シーンにしか登場しない浅丘が一番印象深かった。「伊達に長く映画をやってないわよ」との高笑いが聞こえてくるよう。皮肉なことに、浅丘に対抗できていたのは加藤。ラストへの運びがもたもたしていたのが残念。

 

夜のピクニック ピクニックパック [DVD]
さすがわ夜ピクニック☆台本まで入れてくれるとは…将来俳優を目指してる自分には何とも言えない素晴らしさ('凵j☆

んで、本編はまた、すごく楽しめました。
俺ももうすぐ高校生になります。この映画を見て、こんな青春した生活が送りたいと心から思いました★
どこか切なくて、どこか微笑ましい。
まだ高校生活おくってない自分なのに、「懐かしい」と思ってしまった。何故かわわからないが…
また貴子の周りのクラスメートの中に、ぃるぃるこんな奴、みたいな人が沢山いました。そのためより親近感がわき、安心してみられました。自分的には古川さんの正義の塊が受けましたね(笑
貴子たち一人一人の些細な言葉、些細な行動が胸に響きます。とくに忍の「時間がこんなに目に見えることってなかなかなぃよな」がなんだか、自分を寂しくしてきました。現在と云えるのは、今一瞬一瞬だけなんですょね。そぅ考えると時間が過ぎるのが速く感じてきました。
受験までの時間が…
夜ピクニックは友情と時間、この2つが中心として描かれています。
融役の石田卓也くんはまぢ最高です☆
多部さんもすごくょいと思います。
それぞれの個性がとてもよく作品を引き立たせてます!
作品はゆっくり始まりゆっくり終わる。もしかしたら退屈と思う方がいると思います…塚、これ見て何も感じとれなぃとは、はっきり言って寂しい人ですょ…
今一瞬一瞬の青春を楽しく過ごしたぃ…時間を有効に使いたい…俺はそう感じました。
本当に夜ピクニックから学んだことは沢山ありました。キャスト、監督を始めとした関係者全員、本当に素晴らしい映画ぁりがとうございます。そして恩田さんも☆
なんだか歩行祭がしたい気分(笑
ではこれからピクニックの準備を見るとしますか☆☆
…あ、そぅそぅ…亮子役の高部さんは俺のアネキの友達らしぃ…まぢびっくり

 

ピクニックの準備 [DVD]
 映画『夜のピクニック』のためのスピンオフ企画として、本編で語られる歩行祭の前日を登場人物に合わせて9本のショートフィルムにまとめた作品。
 映画や小説は言わば、一つの世界の一カ所を切り取って表現しているわけで、「夜のピクニック」で語られた歩行祭があればその世界には当然前日譚も後日譚もあって当然なわけです。ところが、ほとんどの作品の例えば「2」が面白くなかったりするのは、「1」で切り取っていた部分が曲で言うサビみたいなもので、前日譚や後日譚は切り取り方が下手だと見られたもんじゃないような作品になってしまいます。この作品はその切り取り方が実に巧い。
 特筆すべきは、主人公と言っても良い3人を除いては本編とは違う監督が作品にしていること。それも本編のテイストをぐちゃぐちゃにすることなく、それでいて「遊び」の部分を許している(「序奏」なんていかにも「彼」らしい妄想で良いですね)あたりが単体作品としても充分評価できると思います。

 原作があるとは知らずに観たので評価を下げるかどうか迷ったのですが、原作があってもこの映像だけで充分本編に興味を持てるだけの出来だと思ったので結局☆5つに。原作を読んでいない人、映画を見ていない人は対象にしていません。
 あぁ、また原作読みたくなったなぁ。

 

エンド・ゲーム―常野物語 (集英社文庫)
人間の意識の深層とか、超自然などのテーマが根底にあるシリーズであるので、今回も懐かしのサイバーパンクっぽい多層的な意識の世界であるとか、章によって時間軸が前後したり、など、技巧に技巧を凝らしています。さすがに物語り匠の著者らしい。
でも、技に溺れてない?読者を裏切り続けてサプライズを呼び起こすことに傾倒し過ぎてない?
個人的には常野の人々の血縁の強さとか同志愛、家族の暖かみなどをテーマにした前作の方が、好きだ。
今回も親子という題材はあるけど、あまりに抽象的だし、「血」が感じられない。
まだまだシリーズは続けるという著者の言葉を信じて、次回はもっと暖かいドラマを期待したいと思う。

 

訪問者
久々にラストまで疑問を持たずに読める恩田作品でした。
登場人物全てが疑わしくて(子どもですら)、
真相が知りたくて一気に読んだ感じです。

難点は登場人物の描き分けでしょうか。
メインのお年寄り3名が、はっきり言って誰が誰だか分からないうちに、
読み終えてしまいました。
そこは余り重要ではなかったのかも知れませんが、
長男・次男のような特筆すべき点以外、発言などにも特徴がなかったように思います。
そう考えてみるとやはりこれは、
閉ざされた場所での出来事=館もの=著者お得意の舞台脚本、
だろうなという結論です。
3名の外見の違う役者が演じれば、理解できるお話ですから。

ちょっとした事件は起こりますが、大筋が登場人物の会話だけで進む点は、
ここのところ一貫した著者の作風と言えます。
私たち読者は”一体この先どうなるんだろう”と思って読んでいるのに、
登場人物たちも”どうなるんだろう”と探りながら演じている感じですね。
なにもかも芝居がかっていて、現実感がなさ過ぎるのが、
物語にのめり込めない理由だと思います。

 

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