恋人はスナイパー ディレクターズカット完全版 [VHS] |
アクションが得意だったっけ?「千里眼」とかもそんな類だったかなぁ、と思った。彼女のアクションシーンが結構あってそれがいい。 非常事態における田辺誠一の妙に声を張った演技も面白い。 内村光良の日本語を話せないふりはわざとっぽいけど。 |
フジテレビ開局50周年記念DVD Yの悲劇 |
まさかのソフト化!
創元推理文庫に夢中だった少年時代、本放送を楽しく視聴しました。 以下、なるべくネタバレせぬように慎重に述べます。 横溝正史『獄門島』に、日本の読者にしか解らない部分があるように、 『Yの悲劇』の犯人が、なぜマンドリンを凶器に選んだのかは、英語圏の読者にしか解りません。 そこをどう処理するのか、興味津々で視ていたら、 なんと、このドラマでは違う楽器が選ばれました。 最終回、石坂が演じる探偵によって、原作とは違う真相が語られます。 私には「苦しい! ちょっと無理がある」と思えました。 しかし、良作という印象は残っています。 ☆を4つにとどめたのは、楽器に関するトリック部分への不満からです。 |
しあわせのかおり [DVD] |
金沢出身で、いろいろと二人の主人公(藤 竜也、中谷 美紀)達と
共通点があったので、おもわず映画の中に入りこんでしまいました。 中華料理も好きなので、二人の俳優さん達の料理の上手さに驚きました。 ベターな内容でしたが、嫌味のない、さらっとした作品で監督さんの 手腕にも驚きました。卵とトマトの炒め物は必見です。簡単な食材を ああいうふうに作るなんて、びっくりでした。やはり、おふくろさんの 味が一番のしあわせの原点なんですね。 |
白夜行 完全版 DVD-BOX |
重いけどとても見応えのあるドラマでした。 山田君と武田さんの歩道橋のシーンは号泣してしまいました。鼻水をたらしながらの武田さんの演技、静かに涙を流しながら武田さんの言葉を受ける山田君の演技。どちらも素晴らしかったです。 また、特典映像の山田君や綾瀬さんを見るとホントにあの2人を演じた人達なの?!とビックリします(笑) |
ありふれた奇跡 [DVD] |
ありふれた奇跡。
とてもよかった。 一貫して淡々と語られる物語。 役者さん達の巧みな演技。 夕日を使った映像美。 家族それぞれの人生、想い、絆。 独特の台詞回しも、この物語の世界観にあっている。 じっくり静かに酔いしれて、心の中に感じたあふれる想いをそっとしまっておきたい。 そんな物語。 |
蝶々夫人 MADAMA BUTTERFLY - DVD決定盤オペラ名作鑑賞シリーズ 8 (DVD2枚付きケース入り) プッチーニ作曲 |
実は八千草主演映画のDVDカップリングを、提案というか要望したのは私である。このシリーズは過去にない最高のシリーズだと推薦できる。第1巻からして幻といわれたソフィア・ローレンのアイーダだったり、第4巻ではテノールのケルビーノだったり、続く5巻ではアーノンクール&チューリヒのモーツァルト2作と過去にはない濃厚さとマニアックさで続いてきた本シリーズ。本8巻ではついに幻の映画となっていた八千草薫の蝶々夫人の登場である。
八千草の代表作ながら十年前に衛星で放送されたのを最後に、その存在さえ忘れられたかのようであった本作を、なんとこの価格で発売に踏み切った世界文化社に敬服する。しかもカップリングは、日本人スタッフで固めたすでに定評のある林康子のスカラ座公演、とくれば、最早手を出さない人が信じられない。 とかく西洋に中国と混同され、数々の珍映像を長年に渉って提供され続けてきた蝶々夫人、それをやっと「まともな」映像で目の当たりに出来るのである。「ふざけているのか」と思うようなトンチンカンな映像で、蝶々夫人の悲劇などに浸っている暇さえ与えられず、終始「エセ日本文化」へのツッコミばかりに失望していた諸兄には、またとない一冊となること間違いない。 林盤におけるマゼールの指揮&日本人スタッフ、八千草盤のイタリアオペラ陣営&日系キャスト+スタッフを見ると、近年ミッテラン監督によって描かれた「いくらかまともな」蝶々夫人への感激も薄らいでしまう。やはり中国人が演じる「歌劇 蝶々夫人」では崩せない壁が、そこには立ちはだかっている。 惜しむべくは前時代的な歌唱のイタリア人歌手陣営だろうが、そんなものは八千草の可憐な蝶々や、日本人キャストの繊細な配慮が行われた「ちょっとした所作」の前には、とるに足らない。イタリアのスタジオに再現された「日本」に、八千草は当時感嘆の声を漏らしたというが、それだけ作品に力を込められる時代だったのだと思うと羨ましい。八千草も全曲を唄えたと言うのに、あえて本場のソプラノ歌手で吹き替え。しかし宝塚出身の彼女にとっては、日舞も演技もお手の物。仲間の宝塚歌劇団と一緒に演じる姿は艶(あで)やかというほかに言葉がない。 ちなみに後ろ表紙に「全幕完全収録」と書かれているが、映画では元々原曲に編集が施されているので、プッチーニの原曲どおりにいかない部分もある。もっとも原曲自身、一連の流れがある原典版のスカラ座版よりもツギハギの現行版パリ版の方が多く演奏されているのだから、それに苦言を呈するのも野暮というもの。 日本文化乏しい昨今の正月〜新年は、是非この蝶々夫人で味わってほしいものである。世界文化社の勇気ある復刻に、感謝!! |
優しい時間 |
解説の山田太一氏によると、八千草さんは全て自分で文章を書くという。 テーマは大好きだという山や動物の事から子供時代や、愛情深かった お母さんの思い出、若き日のマーロン・ブランドとの出会い等、多岐に 渡り、執筆の時期も20代から現代までと幅広いが、どの時期のどの テーマからも、八千草さんの優しく品の良さが窺えて温かい気持ちに なる。そして、その優しさと上品さは八千草さんの強さの上に築かれた |