永遠のモータウン [DVD] |
モータウンの「あの音!」を作った陰の立役者たる、スタジオミュージシャン達にスポットライトを当てた映画です。映画撮影時には既に故人となっていたリーダー役のアール・ヴァン・ダイク(キーボード)や、ロバート・ホワイト(ギター)、そして撮影後に他界したメンバー達がいる事で、確かにセンチメンタルになります。
この映画のきっかけは、製作・出演もしたアラン・スラツキーによる、故ジェームス・ジェマーソン(ベース)の伝記本の刊行でした。よって、この映画も、生存しているメンバーらによるジェマーソン、そしてベニー・ベンジャミン(ドラム)の逸話が重要になっています。 主役はあくまでも彼ら「ファンク・ブラザーズ」なのですが、純粋に映画として評価するならば、もっとモータウンの看板役者達と絡めた逸話も盛り込んでくれても良かったかなとは思います。(その方が、例えばモータウンを聴き始めた人々にもとっつき易かったでしょう。) もちろん、かねてからバックの演奏に耳が行ってしまう人々には、こたえられない作品です。 なお、この映画のリリースの少し前ぐらいから、モータウンの60年代の本拠地ミシガン州デトロイトではなく、西海岸の大物スタジオ・ミュージシャンが「実はモータウンのあの曲とあの曲とあの曲…は、ジェマーソンではなく私がベースを弾いた」と主張し、訴訟沙汰にまで発展しました。これについては、主張した側が結局書類等の物的証拠を示せず、その仲間らの証言も後押しとはならず、逆に旧モータウン側の人々、例えばスティーヴィ・ワンダーの「愛するあの娘に」の共同作曲・プロデュースを担当したハンク・コスビーや、モータウンの看板曲を連発でヒットさせた作曲トリオ/プロデューサーのブライアン・ホランドが、「どの曲とどの曲と、どの曲…のベースを弾いたのは紛れも無くジェームズ・ジェマーソンです」と宣誓供述書を裁判所に提出し、前述の主張者が訴えを取り下げ、遺族側もある曲の録音時のモータウンからジェマーソンへの給与明細を提示し、とりあえず沙汰止みとなりました。(この事は、当時の書類や様々な関係者の証言を詳細に、念入りに検証すべき事ですので、最初から結論ありきや、受け売り、決め付けは避けるべきです。) それもこれも、全てはモータウンが60年代にはバックの演奏者の名前をクレジットしなかったからで、この事がジェマーソン、そしてファンク・ブラザーズの「伝説性」に必要以上に拍車をかけてしまったとも言えましょう。(それはモータウンに限った事ではありませんでしたが。) さて、そういう眉間に皺が寄る話はさておき、まずはドラム実演コーナーの、故ベンジャミン、ピストル・アレン、ユリエル・ジョーンズの違いを「ああ、な〜るほど」と堪能するとしましょう。そして、グラディス・ナイト&ピップス/マーヴィン・ゲイの「悲しいうわさ」のリズムの逸話も♪ |
マトリックス |
勘違いされてる方がたくさんいるように見えますが、
このアルバムはサントラ(所謂スコア)The Matrix: Original Motion Picture Scoreではなく、 劇中で流れた曲を集めたコンピレーションアルバムです。 曲順は劇中とはまったく違いますが、聴き応えありですよ。 普段サントラばかり聴いていて、ロックに疎い僕ですが、これは聴きやすいです。 |
テイルズ・フロム・ザ・ハドソン |
1996年ニューヨークで録音。ブレッカーの第4作目のリーダー作。前作『ナウ・ユー・シー・イット』が1990年10月のリリースなので約5年半のスパンがあったことになる。かといって遊んでいたわけではなく、1994年の『アウト・オブ・ザ・ループ』でグラミー賞受賞。そしてなんと言ってもマッコイ・タイナーの1995年作品『インフィニティ』でのグラミー賞連続受賞と大活躍だった。
特に『インフィニティ』の中のコルトレーンの『インプレッションズ』の演奏を聴いた方はこのアルバムの3・5におけるマッコイ・タイナーとの競演に眼がいくだろう。個人的にはあの『インプレッションズ』一曲に関してはオリジナルのコルトレーンを凌駕していたと思う。それだけブレッカーの演奏の中でもピカイチの出来映えで、このアルバムでの競演に期待するな、という方が無理である。 事実、このアルバムでは3・5の2曲が最高の出来映えである。マッコイ・タイナーとドン・アライアスが加わり、ブレッカー(ts)、パット・メセニー(g)、デイブ・ホランド(b)、ジャック・ディジョネット(ds)という現在考え得る最高のメンバーによる演奏となっている。ジャズの王道をいった直球勝負の大傑作だ。 |
ジャックブラザースの迷路でヒーホー 【バーチャルボーイ】 |
「真・女神転生」シリーズのSDキャラのアクションゲームです。
選べるのは「ジャックザフロスト」「ジャックザランタン」「ジャックザリッパー」の三人です。 この内、フロストは少々弱めなのに注意。 難易度は結構低めです。ボスがちょっと厳しめではありますが。 全体的に手堅いレベルでまとまっています。ただバーチャルボーイの機能は余り生かされてないのが難点です。 |