全日本プロレス・テーマ・パーフェクトコレクション ~レッド・コーナー |
sakamoto eizouさんがデンジャーゾーンを歌っている、それだけ。 |
全日本プロレス テーマ大全集 |
会場使用音源ではないので カバーマニアなら買いです。 デンジャーゾーンは(涙) |
TOMORROW 明日 [DVD] |
この年、井上光晴原作のこの話をテレビと映画で同時に映像化されました。
原爆投下の前日の長崎の人々のお話です。 内容は良く似ていますが、話のトーンは対照的です。 映画は戦時下の日常を淡々と描き、そこには希望も明るさもありません。 一方テレビドラマの方は、戦時下の統制された中でも人々は明日への希望を抱いており、明るい展開で話が進みます。 そしてどちらが好みかと言えば、先に見たということもあってテレビドラマの方が好きでした。 みんなが希望を持ち、底抜けに明るいがために次の日に起こる悲惨な現実が胸に迫ってくるのです。 この人々の笑顔を原爆が奪った。メッセージ的に非常に判りやすかったです。 しかし映画の方も負けず劣らず傑作です。 そしてこの映画を見た後に、原爆投下の後日談にあたる同監督の「父と暮らせば」をご覧になると(ただしこちらは広島の話)、更に胸に迫ると思います。 数多い出演者の中では、気の好い娼婦を演じた伊佐山ひろ子が特に良かったです。 |
全身小説家 [DVD] |
井上光晴という行動的な小説家に迫る、というのが元々趣旨だったのが、井上氏が癌と診断されたため、結局その病気と死までを記録したドキュメンタリー作品。小説家とは物語をつくる、つまり嘘をつく事だという井上氏。いかに上手に嘘をつくか、いかにリアリティのある嘘をつくか、が大事と説くが、映画が進行していくに連れ、氏の語る半生もその作品つまり嘘である事が次々と明らかされていく。 題名の「全身小説家」とはつまり、自分の表現手段を全て使って小説を著した、という意味なのであろう。氏を巡る友人埴谷雄高・瀬戸内寂聴がユニークなのは当然だが、文学伝習所という氏主催の小説指導の場の参加者たちも井上氏の放射を受け、それぞれの個性を出す。当たり前の事だが人間にとってそれぞれが自分!!と自分の人生は特別なものなのだ、と思い大事にしている事に気付かせられる。 |
ひどい感じ―父・井上光晴 (講談社文庫) |
幼少の頃から「嘘つきミッちゃん」と呼ばれた井上光晴氏は、ご自分の経歴を偽り、家族も知らなかったそうです。長女の荒野さん(本名)の名前も、人と変わった劇的な一生を送るようにとの願いから「嵐が丘moor・あれの」と名づけられました。荒野さんによると、経歴詐称や数々の嘘も、何事もドラマチックな展開や結末を図る天性の作家であるサガによるものとかばっていらっしゃいます。お母様も毎日3度、居酒屋のような食事を誂え、食事中にあれが食べたいと他の物を所望すると、それに答えるという献身ぶり。瀬戸内寂聴氏ご本人が、出家の原因は井上氏であると語っているように、女性関係も多々あったご様子ですが、家族が献身せずにいられない井上氏の魅力的な側面が伺えます。 |
「超」小説作法―井上光晴文学伝習所講義 |
井上光晴が個々のアマチュアの作品批評を通じて、小説を書くというこということはどういうことかを語っている。
文学賞のとりかたや売文できるための方法ではなく、小説を書くことによって生き方が変わってくるということが大切だと語る。私たちが文学になにをもとめているのか。小説を書くことによって人生を変えることができるのだというメッセージは興味深い。 |