Street Legal |
Dylanが昔から好きで、常に10枚以上のアルバムを手元に持っていますが、Dylan信者ってわけではないようで、未だ有名な「ハイウェイ61」を聴いたことがないので購入しなければいけません。 そんな私のフェイバリット3に入るアルバムが本作。有名作ではないようだが、リマスターで音質がシャッキリした今が買いです。いい加減なジャケットが多いDylanのアルバムの中でも本作はかなりヒドイ出来だが中身はファンタスティック。詩人・プロテスト・難解なんて古臭いイメージを捨てて、かっこよいロック・シンガーDylanを堪能して欲しい。1978年作。 |
ストリート・リーガル |
中山康樹氏のディラン関係の本を読むと、78年の日本初公演の記録である傑作ライヴ「武道館」と、そのときのツァー・メンバーと共にスタジオ録音された本作のディラン信者の間での評価はそれほど高くないそうだが、とんでもない話だ。個人的に思い入れの深い「武道館」については別の機会にコメントするとして、ここでは本作を擁護したい。捨て曲なしの標準以上の曲とバック・バンドと一体になったエネルギッシュな演奏に恵まれてディランの歌も力強くのびやかであり、70年代後半のディランの好調さは本作でも維持されている。評価の高い「欲望」とは違って、全体的にロック色、ポップ色が強いが、決して「欲望」に劣る作品ではない。そして、本作を決定的な名作にしているのが、「チェンジング・オブ・ザ・ガード」と「イズ・ユア・ラヴ・イン・ヴェイン」。高レヴェルの曲と演奏が揃った本作で、この2曲はさらに突出した出来だ。前者はディランらしく難解な歌詞だが、とにかくかっこよさにしびれる。後者はシンプルなグッとくる歌詞で切々と歌い上げる、絶唱といってよい、ディランのラブ・ソングの名曲中の名曲。何故昨年発売された「DYLAN」でこの曲が落とされたのか不思議なほど。「武道館」でのライヴと本作でのスタジオ録音は甲乙つけがたいが、私がディランのベスト盤を作るとしたら絶対に落とせない大傑作だ。この2曲だけでも本作は入手する価値ありだと私は考える。 |
The Street Lawyer |
主人公は名門法律事務所で働いています
給料良し 待遇良し 何の不自由もありません ホームレスの人質になったことで正義に目覚めます 良く出来た作品ですが非現実的ですね 本来、恵まれたものは恵まれてないものに冷淡なのです こうあって欲しいという寓話と考えると納得します |