planetarian―ちいさなほしのゆめ (VA文庫) |
この本を読んだ後にぜひ読んでもらいたいのが、「星の人/系譜」です。
これはシナリオライターの涼元さんが書いた「星の人」の続きです。 カットされた幻のパートで、これが涼元さんのホームページで公開されています。 planetarian original soundtrackの慈しみ深きを流しながら読むととても感動します。 ぜひ読んで見てください。 |
planetarian~ちいさなほしのゆめ~ 通常版 |
Keyのキネティックノベル第一弾。
AIR,CLANNADでシナリオ(サブ)を担当した涼元悠一さんの作品のため涙を誘うものとなっています。 2〜3時間程度あれば読み終わる内容ですが、そこは価格との折り合いで問題ないかと。。 序盤〜中盤にかけてのしっかりとした物語と違い、終盤の急展開(特にゆめみの変化)にはちょっとウ〜ン・・・と唸ってしまいましたが、それでも泣いてしまいました。 SSとして考えればとても上質で子供から大人まで薦められるものだと思います。 今作も音楽はとっても素晴しいです。Keyさんの作品はどれも素晴しい音楽なので正直音楽目的で買った部分もあります。 次回作も期待します。 |
planetarian(プラネタリアン)~ちいさなほしのゆめ~ |
微妙ですかねぇ。お話が、始める前に想像したまんまだったからかなぁ。ちょっと捻りほしかったかなぁ。ありがちな世界設定、キャラ設定。それは好き嫌いだからまぁいいんですけどね、オレ自信は好きだし。だけにシナリオがいただけなかった。でも、あの設定なら、これで正解なような気もする…。評価に悩みます。お話だけでなく、音や、絵、声で楽しめるのだから、この値段くらいで相応かなぁ?ゲームより、マンガ、アニメで展開すれば名作になれたかも。 |
planetarian ~ちいさなほしのゆめ~ 初回版 |
上質なSFだと思います。崩壊した世界で、それを知ることなく勤勉に働き続けるロボット。そのズレたロボットに思わず笑ってしまうこともあれば、胸を痛めるときもある。シナリオも音楽もなかなか良いと思います。
ただ、選択肢がない一本道であることと、それほど長い作品ではないのでボリューム感は少ないと思います。そのあたりは値段相応といえるのでは無いでしょうか。 既に初回版はありませんが、是非通常版をプレイしてはどうでしょう? |
planetarian ~ちいさなほしのゆめ~ 【書籍】 |
実はガチガチのSF作品だった、キネティックノベル「planetarian」の、パッケージ版初回限定版についていたおまけ小説の書籍化。
「その後どうなったのか」が解らない、非常に煮え切らない思いを抱かせる本編を補完する作品群(短編集)です。前々から欲しかったものの、プレミア価格に阻まれていたため、今回喜んで購入しました。とりあえず、文章や描写力は安定していて、出版物としての基本が押さえられているのは嬉しいところです。(元がゲームのおまけ文書だったので不安でした) ところが… 問題は、そのあんまりな内容と、本編との毛色の違いでしょう。 本編ラストの解釈が分かれていた部分(主人公はどうなったのか)はきちんと明かされるものの、その答えから期待される展開とは言い難い、閉塞感漂う内容です。正直、本編のラストよりさらに気分の重たくなる展開で、頭を抱えました。本編のプラネタリウムで出てくるような希望へ繋がるメッセージは見られず、ただひたすら出口のない世界の行く末を見せられるのは辛いものがあります。 結局、「ロボット」と言う存在に託された人間の希望と悲哀を美しく描いた本編と重なるのは第一話程度です。あとは、悪い意味でSF趣味が前面に出たような作品ばかりで、本編からのスピンアウトとして疑問が残ります。 本編が好きなら一種のコレクターズアイテムとして意味はあるでしょうが、本編の補完を期待するとがっかりするかと。また、本編をやっていない人間にとっては何がなにやら解らないでしょうし、これを読んで本編をやりたくなるとも余り思えず、総じてお勧めはしにくいです。 |