遠雷 [DVD] |
<元気コメント>
若者が自由奔放な恋愛を楽しみ、おおらかでしたたかに生き抜くバイタリティに元気がでました。 |
立松和平とゆく 奥の細道 心の旅 [DVD] |
このDVDを観てから、実際に松島へ旅行に行きました。日本三景として有名な松島ですが、DVDの中で作家の立松和平さんが旅しながら現地で解説していた「芭蕉の思い」を知ると、旅の趣きは数段深まるように感じました。また芭蕉が訪れた瑞巌寺をはじめ、多くの文化遺産の施設内では写真撮影が禁止されています。このDVDには、そうした美しい映像が多数おさめられており、「映像」の記録としても秀逸だと感じました。俳聖・松尾芭蕉に詳しい人でも、奥の細道の初心者でも楽しめる作品だと思います。 |
遠雷 [DVD] |
遂に2008年2月に再発売です。
しかも二千円台で買えるなんて嬉しい限りです。 早速予約しましょう! |
林芙美子紀行集下駄で歩いた巴里 (岩波文庫) |
林芙美子は、1951年(昭和26年)に死亡したということであるから決して古い時代の女流作家ではない。ほんの少し前の女性であるが、やることなすこと、書くこと話すこと当時の時代の最先端を行っていたのではないか。年齢的には20代後半から30台前半、時代的には盧溝橋事件が起こる直前の昭和初期のこの危うい時代に満州〜シベリア〜ヨーロッパへと、基本的に一人で旅をしたというのだからなかなか凄い活発な女性である。
思ったこと、感じたことをストレートに飾ることなく書いているので、読み手にとってはとてもすがすがしく感じられる。 五輪ピックが北京で開幕するという2008年のこの時期に、本書のうち彼女が歩いた中国関連の3箇所、すなわち北京、白河(ハクガ)、ハルビンの章をもう一度読み返してみる。 この時代の支那は日本を含む列強の租界地になって分割統治されており、民衆は極端に貧しい。彼女は余りそういうことには感情的にならず、とても冷めた文章で迫ってくるが、日本人がこのように元気に海外を旅行ができるのもあと少しなのである。日中戦争と太平洋戦争はもうすぐである。 |